はじめに
シリアルコンソールでPCに接続しているラズパイをvncで接続できるように設定します。vnc接続を行うとPCからラズパイを遠隔操作することが可能となります。以下2つの手順で説明をしていきます。
1.wifi設定
2.vnc接続
1.wifi設定
シリアルコンソールでPCとラズパイを接続します。シリアル変換モジュールを使用してPCと接続する方法についてはこちらを参照下さい。
ラズパイを接続したらwpa_supplicant.confファイルを開いてSSIDとwifiのパスワードを設定します。
nanoエディタで開く場合
sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
viエディタで開く場合
sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
デフォルトでcountry=GBになっていますが、sudo raspi-configから「4 Localisation Opstions」→「I4 Change Wi-fi Country」でjapanを選択しておけばcountgry=JPと自動に書き換えられます。country=GBのままでもwifiアクセスは一応できました。不都合があるといけないのでJPに変更しておいたほうがよいです。直接書き換えても問題ありません。
wifiの設定はこのwpa_supplicant.confファイルに以下の内容を記述します。(update_config=1の下に記述)
network={
ssid=”上で調べたSSID”
psk=”WiFiのパスワード”
}
2. VNC接続
VNCサーバーをラズパイにインストールします。
sudo apt-get install tightvncserver
インストールが完了したらVNCを起動します。初回起動時はvnc接続時に使用するパスワードの設定が必要です。
任意のパスワードを設定します。
tightvncserver
WindowsPCにVNCをインストールします。今回はUltraVNCを使用します。
ダウンロードサイトからダウンロードします。左下の download ultravnc 1.2.1.5 をクリックします。
32bitOSであればX86、64bit版であればX64 のDOWNLOADをクリックします。
I accept the above listed conditions にチェックを入れてその下のDOWLOADボタンをクリックします。
ダウンロードが完了したらUltraVNC_1_2_15_X64_Setup.exeをダブルクリックしてインストールします。
インストール後にUltraVNCを起動し、VNC Serverにraspberrypi.local:5901を入力し、Connectを押します。
パスワードを聞いてくるのでラズパイのtightvncserver起動時に設定したパスワードを入力しLogOnします。
PCからラズパイにアクセスできました。
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