VNCの自動起動について
ラズパイ起動す後に毎回vncserver を実行する必要があります。ラズパイの起動時にvncserverが自動で起動できるようにする方法としてcronを使用する方法があります。
1.crontabの実行
2.文字コードの変更
3.画面サイズの変更
4.リモートアクセス
1.crontab
シリアルコンソールで接続して、teratermを起動します。
sudo crontab -eを実行します。 エディタの種類を聞いてくるので、1ed、2nano、3viのどれかを選択してエンターをおします。
エディタが起動したら@reboot su -c “vncserver :1” – ユーザ名を記入し保存します。
ユーザ名を変更していなければ、@reboot su -c “vncserver :1” – pi となります。
suは指定されたユーザのみ実効できるコマンドです。
-cはコマンド入力を表しています。
”vncserver:1”は実際の実行コマンド
その後ろが実行可能なユーザとなります。
2.文字コードの変更
VNCを起動して文字化けしていた場合の修正方法です。
シリアルコンソールでPCにアクセスし、teratermを起動します。
日本語フォントをインストールします。
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
次に漢字表示用のフレームワークJFBTERM(J Framebuffer terminal)をインストールします。
sudo apt-get install jfbterm
リブートしてVNC接続を再度おこうと・・以下の通りに。
参考までにマウスのポインタがxマークだったので矢印マークに変更する方法です。
設定→Main Menu Editor→設定→ルックアンドフィールドを設定しますのチェックボックスにチェック後、OKをクリック
設定→ルックアンドフィールドを設定します→マウスカーソル→pix で閉じる。
3.画面サイズの変更
画面サイズを変更したい場合はsudo crontab -eでファイルを開き以下の記述個所を変更します。
@reboot su -c “vncserver :1” – pi ➡ @reboot su -c “vncserver :1 -geometry 1920×1080 -depth 24” – pi
geometry は [画面の横ピクセル数]x[画面の縦ピクセル数]、
depth は画面のビットカラーを表しています。通常は 8 (256色)、 16 (最大65536色)、 24 (最大約1600万色)のいずれかを指定するようにします。
4.リモートアクセス
sudo shutdown -h now でシャットダウンします。
ラズパイの電源を切ります。
PCと接続していたUSBを外します。
ラズパイからシリアル変換モジュールの接続もはずします。
ラズパイに電源を入れます。
PCのUrtraVncを立ち上げラズパイにアクセスします。